こんにちは。さくら通りみなみ歯科医院の南です。最近、ホワイトニングの問い合わせが非常に多く、ホワイトニングがブームになっているのを実感します。ブームになる理由はやはり、エステで格安セルフホワイトニングを提供する場所が増えているからかと思います。セルフホワイトニングは私自身は体験したことがありませんが、聞くところによると、セルフで歯磨きと薬を歯に塗って、光の前に歯を当てて白くするそうです。安いところでは、2、3千円程度のようです。安くて白い歯が得られるのは魅力的なお話です。我々がその話を聞いてまず思うのは、その値段では、衛生面にまで配慮するのは、物理的に難しいのではという疑問です。お口関連の処置には常に感染症のリスクが伴います。例えばヘルペスウイルスなど、お口を触るだけで感染する病気もあります。歯科で使われる器具は消毒だけでなく、完全に菌を死滅させる処置をして使うのはそういったところに理由があるのです。

もう一点、エステのホワイトニングは歯の表面についた着色(ヤニやコーヒーの色素など)を溶かすのが目的で、黄ばんだ歯そのものを白くする訳ではないという点もポイントだと思います。エステでのホワイトニングは、着色除去の範囲内​​​ということです。歯の表面には皮膜が付いていて、黄色や茶色に着色していることが多いので、それを薬品を塗った歯に光を当てて溶かすのです。実はこれと同じことは方法は違えど、歯についた着色除去は、歯科医院では保険適応の範囲内で行なっているところが多いです。もちろん、歯茎から血がでる等の訴えがあればのお話で、白くしたいという希望を叶えるための治療は自由診療となります。

歯科医師は歯の白さと同じくらい歯茎の健康が大切と考えています。歯茎が健康でなければ、土台となる骨が溶けてしまいます。歯周病とよばれます。歯周病は成人の80%以上がかかっていると言われます。個人的には、ホワイトニング、歯を白くしたいという希望につられて歯科医院に来院していただけると、歯周病の管理ができるので、歯茎が健康になって、なおかつ白さも確保でき、なおかつ保険が効くという良いことづくめなので、エステではなく歯科医院に来院して欲しいです。

ちなみに、当院では、着色除去はプロフィーメイトという、炭酸カルシウムを空気圧でジェット噴射することで、歯の表面の着色を除去する機械を使っています。歯周病の治療が一通り終えてメンテナンスに入っていると、1ヶ月に1度程度行うことができます。

また、歯の表面の着色を除去するだけでなく、歯そのものの色を白くする場合は、歯科医院で行うホワイトニングになります。ホワイトニングについて詳しく知りたい方はこちら