噛み合わせについて

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かみ合わせについて

かみ合わせについて、問い合わせが多いので、記載します。ここでは、矯正治療よりも、かぶせ物を取り替えてかみ合わせを修正する治療を想定してお話しします。

私はずっと、かみ合わせを専門としてきました。大学病院在籍中も、現在も、かみ合わせを見て欲しいという方を数多く拝見してきました。かみ合わせが合わないとお悩みの方が非常に多い事にいつも驚かされます。実際に、かみ合わせを直す場合、数本の歯の調整ですむようなものでなく、かぶせものをすべてをやり直す必要がでてきます。しかし、かみ合わせの治療に入れるのは、本当にごく一部です。その理由は、かみ合わせの違和感を訴える方は、かみ合わせそのものよりも、脳の働きに問題が生じている場合が多いからです。具体的には、気が付くと筋肉を収縮させて、特定の歯と歯だけが圧力を受けて、違和感を感じているなどです。筋肉の収縮は脳が指令を出しますが、無意識に行われていることが多いです。この場合、脳の働きに問題があると考えます。また、歯と歯が接触したときに、圧力を感じるのは歯根膜という器官ですが、それが神経を通って脳に到達して、脳がラベル付けをします。問題無いというラベルを貼って終わりにすべき情報も、問題あるというラベルを貼って、次の行動、つまり次の筋収縮を引き起こすなどを引き起こし、ループしてしまうのです。このような状態にあるのが、かみ合わせ違和感の典型的な特徴です。やっかいなのは、このような状態でもかみ合わせの診断をすると、ずれていることが多いことです。ここで、ずれているからかみ合わせを修正してしまうと、上記のループを加速させることになり、症状を悪化させてしまうケースが多いです。フルマウスリコンストラクションを数多くされる先生はおそらくこのような経験を何度もされていることかと思います。

かみ合わせを治す治療をするためには、最初に、これらの脳の働きの問題を解決する必要があります。これがうまく行けば、日常生活でかみ合わせを問題にすることがなくなります。認知行動療法が有効な場合もありますし、大学病院と連携して投薬などで治療することもあります。

また、かみ合わせ治療を行うときは、軟かいプラスティックで作られた仮歯で長く過ごして頂く事になります。この期間は、最終的なかぶせ物よりもむし歯や歯周病のリスクが高い状態となります。従って、かみ合わせ治療に入る前には、ハミガキやケアがしっかりできた状態で、なおかつ歯周病がコントロールされている必要があります。歯周病がコントロールされた状態に持っていくというのは意外に難しいです。この状態まで進める事により、ようやくかみ合わせの治療に入る事ができるのです。